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【神様紹介】伊弉諾命ってどんな神様?天地をつくり、命をつないだ、日本最古の父なる神
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伊弉諾命とは?
伊弉諾命(いざなぎのみこと)は、日本神話に登場する天地創造の神様。
妻である伊弉冉命(いざなみのみこと)とともに、
この国の大地や海、そして多くの神々を生み出した、「はじまりの神」です。
「伊弉諾=誘い導く者」という名のとおり、
混沌とした世界を整え、秩序といのちのつながりをもたらした存在とされています。
神話のなかのエピソード
伊弉冉命を失った悲しみから黄泉の国(よみのくに)へ向かうも、
現世とのあまりの違いにおびえ、逃げ帰ってしまった伊弉諾命。
その後、禊(みそぎ)を行って穢れを清めた際に、三貴子(さんきし)を生み出します。
- 太陽の神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 月の神:月読命(つきよみのみこと)
- 海の神:素戔嗚尊(すさのおのみこと)
このエピソードから、清めの神・再生の神としても信仰されるようになりました。
どんなご利益があるの?
伊弉諾命は、「国土の神」としてのご利益だけでなく、
「人生の浄化」や「再スタート」に寄り添ってくれる存在でもあります。
主なご利益:
- 厄除け・浄化・清め
- 家内安全・家庭円満
- 再出発・心の整理
- 国家安泰・国土守護
- 子孫繁栄・命のつながり
伊弉諾命を祀る神社
- 伊弉諾神宮(兵庫県淡路市)
→ 伊弉諾命の「幽宮(かくりのみや)」=晩年を過ごしたとされる神社。日本最古の神社とも言われています。 - 月読神社(京都市西京区)
→ 主祭神・月読命の父として、伊弉冉命とともに配祀されています。静かな境内が魅力。
えんゆい京都的・ここが魅力!
伊弉諾命は、神話の中でとても“人間らしい”感情を見せてくれる神様です。
大切な人を失い、悲しみにくれる姿。
穢れを祓い、前を向こうとする強さ――
**「生きていくうえでの悲しみや再生に、そっと寄り添ってくれる存在」**として、
私たちにも静かに力をくれる神様です。
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