【恋と美のご縁結び】八坂神社で心をむすぶ、東山のひととき
【神様紹介】伊弉冉命(いざなみのみこと) 命を生み、祈りを受けとめる、母なる女神
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伊弉冉命とは?
伊弉冉命(いざなみのみこと)は、日本神話において天地創造を担ったはじめの女神。
夫である伊弉諾命(いざなぎのみこと)とともに、「国生み」「神生み」を行い、
日本列島をはじめとする大地や多くの神々を生み出した存在です。
その後、火の神・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を出産した際に命を落とし、
黄泉の国(よみのくに)へ旅立った――という神話は、「死」のはじまりとして語り継がれています。
どんなご利益があるの?
伊弉冉命は「母なる神」として、
出産・子育て・家庭の守護とともに、
命の尊さや、自然との調和を象徴する神様でもあります。
また、黄泉の国の神でもあることから、
死者の魂のやすらぎや、厄除け・浄化の神としての信仰もあります。
主なご利益:
- 安産・子宝・育児の守護
- 家庭円満・夫婦和合
- 厄除け・災難除け
- 死者供養・魂鎮め
- 命と向き合うこころの平安
伊弉冉命を祀る神社
- 伊弉冉神社(熊野那智大社の摂社/和歌山県)
→ 那智山のふもとにあり、「生と死」の神としてひっそりと祀られています。 - 花窟神社(三重県熊野市)
→ 伊弉冉命の墓所とされる、日本最古の神社のひとつ。巨大な岩を御神体とし、神秘的な雰囲気に包まれています。 - 京都周辺では、伊弉諾命とともに配祀されている神社が多く見られます。
例:月読神社(京都市西京区)など
えんゆい京都的・ここが魅力!
伊弉冉命の神話は、とても静かで奥深い物語です。
生きること、産むこと、別れと再生――
そのすべてに寄り添ってくれるような、“祈りの受け皿”のような女神。
にぎやかな旅の途中で、ふと立ち止まりたくなったとき。
大切な人を想いたくなったとき――
そっと心をゆだねてみたくなる、そんな神様です。
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